- レアジョブ
- ラングリッチ
- スカイトーク
レアジョブ
- 日本人のユーザーとフィリピン人の先生を引き合わせる場だけを提供。フィリピンで停電などがあり先生が欠席の場合は、変わりの先生はいない。後日、メールが送られてきてポイントで補完。
- 早朝と夜の両方にレッスンがあり。
- フィリピン人の先生は、フィリピン各地にいる。先生は在宅で仕事をしている。在宅ベースと呼ばれている。
- 一日に一回、または二回のレッスンを取得できる月額制
ラングリッチ
- セブにオフィスがあり、そこに先生が通勤してレッスンを提供しています。それによって、インターネットの回線がよくなることで通話の質が担保されます。オフィスベースと呼ばれている。
- 通常の語学留学も提供しており、オンライン英会話とのシナジー効果が得られる。
- 早朝と夜の両方にレッスンがあり。
- 一日に一回、または二回のレッスンを取得できる月額制
スカイトーク
- スカイプに常にマネージャーが常駐していることで、困ったことがあれば、すぐに相談できた(2013年ぐらいまで)。そのため、担当の先生が欠席の場合は、すぐに代行の先生を回して貰えた。
- 先生はオフィスベースの人もいれば、在宅ベースの人もいました。
- 夜のレッスンのみ。
- 一日に一回、または二回のレッスンを取得できる月額制と自分で好きなスケジュールを組めるポイント制があった。ポイント制は月額制の二倍ぐらいの価格で、若干割高です。(ポイント制は2014年まで)
ラングリッチは「先生を会社に集めて一括で管理しているから、ネットも先生の質も安定しているよ」というモデルです。いい加減なところのあるフィリピン人、いい加減なインターネット環境下では効果的な施策に思えます。
スカイトークは「真心で対応する」というモデルでした。skypeとうのサービスに詳しくないネットリテラシーの低い人にとっては、有り難い施策だったと思いますが、ユーザーが増えるほど管理コストも増えるので、スケーラビリティに欠けていました。また、ポイントサービスはユーザーからすると利便性があるサービスでしたが、会社からすれば人気の先生(能力のある先生)しか予約が埋まらないというジレンマがあったと思います。
ここ数年間、各社、頑張っていたのは勿論のことながら様々な事件もありました。
レアジョブ
- パスワード流出事件(2012/5)
パスワードが暗号化されておらず、おいおい、という感じでした。影響を受けた人は11万人と相当な規模でした。
- 先生のストライキ事件 (2012/3)
どういう環境で先生が働かせられているのか、心配になったのは私だけではないはずです。生徒からも多くの不満が寄せられました。 - 広告塔であるHAL_Jが突然、辞めてサウスピークという会社を設立。HAL_Jに勧められてサービスを始めた人はガッカリしたはずです。
- セブ島に住む一部の先生が、My Tutorという会社に移動。(2013/11)これは、先生が会社に行かなければいけないオフィスベースのタイプなので、サービス的にはラングリッチに近いと思います。My Tutorに行った先生は人気がある人達ばかりだったので、多くのユーザーから反感をかいました。
- ポイント制がなくなる。(2014/5)これにより、全ての先生が平等にレッスンを受け持ち易くなるでしょう。逆に、生徒は自由なスケジュールを立てられなくなります。影響が現れるのはこれからと思われます。
こうして、三社が三年間にわたって戦っていた結果、2014年には住み分けができて、大体、決着がついたように思われます。レアジョブはユーザー数が20万人に達して、マザーズに上場。多くの一般ユーザーを囲っているように見えます。ラングリッチは、安定した通信と先生の指導力を強みにして、法人向けにも舵をきっています。スカイトークは、自社を二つに割るような形で、それぞれ、レアジョブ、ラングリッチのビジネスモデルを追いかけている感じですが、ユーザー数は減っているように思えます。(オフィスベース + 在宅ベースだったので、それぞれを独立させた)
結論としては概ね、レアジョブの一人勝ちみたいな感じに見えます。フィリピン英会話に多くを求める日本人は少ないので、「簡単に英語を話せる機会が欲しい」というに需要に対して、低コストで対応した結果が如実に表れたのではないでしょうか。ちなみに、私はスカイトーク、特にポイント制が好きでした。。。
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