SUICIDE IN JAPAN.
日本の自殺
It appears from recent reports that suicide is going out of fashion in Japan.
最近のレポートによると、日本では自殺は減ってきています。
A debate in the Parliament about three years ago, Oct. 8, 1869, showed that the members were not prepared to introduce any change in the law then, for three members only in house of 209 could be found to vote for the abolition of suicide.
3年前、1869/10/8の議会では、議員は法律の変更の準備をしていませんでした。そして、209名のうち3名の議員が自殺の廃止に投票したことが認められていました。
When a member of the two-sworded class, or Samurai, commits a crime, a message is sent that he is permitted to kill himself by disemboweling which custom is called the harakiri or seppuku.
二本差し、又は侍が犯罪を犯した時、内蔵を取り出して自殺する、その習慣を腹切り又は切腹と呼ぶのですが、それを許可されるメッセージが送られます。
It seems that the practice was considered so honorable that many men committed it without waiting the imperial permission, and this was considered highly improper.
切腹を実施することは非常に名誉なことだと考えられていたので、多くの人は皇室からの許可を待たずに実行しました。
これは非常に不適切であったように思われます。
The clerk of the house had very sensibly put the question before the delegations in this manner;
家の事務員はこの習慣の委譲の前に、かなり良識的に異議をとなえました。
"It should be remarked that most two-sworded men who commit seppuku are men of parts, and with a strong sense of shame.
切腹をする大半の二本差しは、一部の人であり、強い恥の感覚を持っていると言うべきです。
It is needless to say that if such men repented, and , urged by an indignant sense of their errors, employed their talents industriously, they would do their country good service;
もし、そのような人が後悔して、自分のミスに対する怒りの感覚にみまわれて、その能力を勤勉に使ったならば、彼らは国に対して非常に奉仕するだろうことは、言うまでもないことです。
but, in my opinion, death for a fault or two of doubtful character, at the same time blocks up the way of self-examination to the individual, and is variance with the Imperial plans for the national prosperity.
しかし私の意見ですが、失敗、もしくは、いかがわしい人物に対する死は、同時に個人に対する試練の道を塞ぎますし、国家の繁栄のための帝国のプランと相違があります。
I think advantage ought to be taken of the present reform of the Government to prohibit this practice."
思うに、この行為を禁止するために、現在の行政の改正により、国民に対して好都合なことが行われるべきです。
The members thought differently , and recorded their votes as we have said. Let us transcribe one or two speeches.
メンバーは異なる考えでした。そして、私達が言っていた時に彼らの投票を記録しました。一つか二つのスピーチを転記します。
Kaji Matazayemon.-It may seem at first sight an immoral act to die without a waiting the Judge's sentence, but this does not proceed from contempt for authority.
梶 又左衛門(多分、こんな字?)
裁判官の判決を待たずに死ぬことは、最初は不道徳のように見えるかもしれません。しかし、これは、権力に対する侮辱からは来ていません。
The commission of the seppuku is owing to natural sense of shame being deeply rooted in the heart.
切腹の実施は心の中に深く根付かれている自然な恥の感覚に負っています。
It is a national custom founded on what is due to the national sense of justice, and to Japan as a nation.
それは正義の国民感覚、国家としての日本のために見つけられる国民の慣習です。
It may be proper to prohibit the seppuku in cases where no legal sentence has been pronounced, but if the law constituting is a punishment for two-sworded men be not maintained, the distinction between them and the common people obliterated.
不当な判決が宣告が宣告されたケースでは、切腹が禁止されることが正しいかもしれません。しかし、もし法律が構成していることが、もはやその地位でない二本差しの男達に対して刑罰ならば、彼らと一般の人々の間の区別は消えました。
Karube Itsinja.-" a speedy death by seppuku, resulting from remorse for crime, is a means of avoiding the pain of disgrace;
(かるべ いしんじゃ)
切腹による早急な死は、犯罪による良心の呵責の結果として、不名誉に対する苦しみを避ける方法です。
how can it be said to be a contempt of the criminal law?
どうすれば、刑法の軽視であると言えるか?
how, on the other, can it be styled an expiation of guilt?"
一方で、どうすれば、罪滅ぼしだと称することができるか?
By death the criminal barely restores himself to his position as a human being.
犯罪者の死によって、人間としての彼の地位は、ほとんど戻りません。
If he lives, he is a scoundrel;
もし彼が生きていれば、悪党です。
but if he dies, he , for the first time, manifests a sense of shame.
しかし彼が死ねば、初めて、恥を感じていることを証明します。
To prohibit the seppuku would be to choose the public path of honor, and throw open private path scoundrelism."
切腹を禁止することは、公的な名誉の進む道を選択することになるでしょうし、また、開かれた個人の悪党主義に疑念を投げるでしょう。
Sakada Hakusa.-"
The seppuku has its origin in the sacred vital energy of this divine country, and it the shrine of the Japanese national spirit, (Yamato-sprit.)
(坂田はくさ)
切腹は、この神聖な国の神聖な極めて重大なエネルギーと日本の伝統的な精神である神社(大和魂)に起源があります。
Unquestionably, it should not be prohibited.
疑いの余地なく、切腹は禁止されるべきではありません。
Its practice should be extended, and by this means a sense of shame fostered, and the seppuku should be made famous throughout the world, as an example of devotion to principle.
切腹の実施は、より拡張されるべきです。そして、より育成された方法によって、切腹は世界中で、主義への献身の例として有名にされるべきです。
It ought to be introduced into our criminal code as the form of capital punishment for those above the rank of Samuri."-Chambers's Jaurnal.
それは、侍の地位を超えて主要な罰の形として犯罪規定として紹介されるべきです。
私見;
今でも自殺大国の日本。自殺の話題は1872年、明治5年にもされていたようです(笑)
とはいえ、現在とは少し意味合いが違う自殺です。
侍のみに許された名誉ある行為、切腹に関する話です。
1869年の議員の意見をまとめてみます。
- 切腹は慣習であり、恥の文化から来るものだ。
- 元侍には名誉ある切腹という選択肢があってもいい。
- 切腹は良心の呵責から逃げているだけだ。
- 切腹を禁止することは、公的に素晴らしいことだ。
- 切腹は大和魂に由来するものだ。
- 切腹は素晴らしい文化なので侍のみならず、一般人にもやってもらうよう刑法にいれて、世界にアピールしよう。
それにしても昨今の特権階級、政治家などによる様々な汚職事件を見ていると、切腹を刑法に取り入れようとしていた意見も、あながち間違っていたとも言えない気がします。140年前には日本にあった「恥」の感覚を、今の日本人にも取り戻して欲しいなぁ〜なんて思ってみたり。
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