PDFの最後のパラグラフです。
AMERICANS IN THE JAPANESE SERVICE
日本軍の中のアメリカ人達
Mr,SOHMELL, formerly in the employ of H.P.M Charged' Affaires has been appointed to a general command in the army of Aidzu.
以前はH.P.Mで代理公使をしていたソーメルさんが、会津の軍隊で将軍として任命されました。
W.H. GRINNELL, late second officer of the United States steam sloop Oneida, nephew of the Moses H GrinNELL, of New York, has just appointed to the post of Naval Inspector of the Mikado's fleet.
Oneida号で二番目のリーダーだったW.H.グリンネルさんは、ニューヨークのMoses Hグリンネルさんの甥なんですが、天皇陛下の艦隊の海軍監査人になりました。
Other appointments of American and European officers in the Japanese service are spoken of.
他のアメリカ人とヨーロッパ人も日本の軍隊で将校として任命されたそうです。
私見
北の政府(会津側)にも、南の政府(明治天皇側)にも外国人の将軍、将校がいたんですね。むしろ、積極的に雇っていたというか。当時の日本人は、「攘夷」思考で外国人のことを嫌っているだけに意外でした。
あと会津側も戦争を予測して、シッカリと備えていたのがわかります。これを読む前は、もしかすると、会津は潔い死を目指していて、南に攻められたら諦めるのかな?とも思っていました。でも、会津も必死に戦って生き延びようとしていたのがわかります。
1861年当時は、アメリカ人を戦術面の師としていて、73年後には大東亜戦争でアメリカとの戦いに突入したのかと考えると、その間で何があったのかも気になりました。73年とは長い年月ではありますが。
時代背景はこちらです。
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